猫の勉強部屋
猫のお手入れ
猫はとってもきれい好き!
飼い主が手伝ってあげなければ出来ないお掃除場所もたくさん。 健康状態の確認にも繋がりますので小まめにチェックして、 しっかりとお手入れしてあげてください!
ブラッシング
○ブラッシングの目的
グルーミングの手助けや汚れを落とす目的でブラッシング・コーミングをします生後2ヶ月くらいからブラッシングを開始し、習慣をつけることが重要です。
また、ブラッシングは健康のバロメーターとなります。日々ケアすることで病気にかかっているかどうかの判断も出来しますから注意深く観察しながらお手入れしてください。
○ブラッシングの仕方
①毛先がもつれてからまった部分をしっかりほぐし、目の粗いブラシで毛の表をソフトに毛の流れに沿ってとかしてください。
②毛先全体にブラシがはいるにようになりましたら、皮膚にたいして直角になるようにブラシを当てて、ちょっとだけ強めにブラッシングするとマッサージ効果もあります。注意)皮膚をこすり過ぎないこと。
③ブラッシングが終了したら、ノミ取り用のコームで毛をといていきます。頭から尾に向かい、ノミを追い詰めていくつもりで毛をとかします。特に尻尾の付け根は分泌物も多く、ノミがたまりやすいのですので念入りにお手入れをおこないます。
④コーミングをしていると1回すくごとに、コームにノミがかかります(ノミがいれば・・・)。ノミは水につける程度ではとても死なないので、洗面器の準備した熱湯にノミを落とすか、粘着テープで貼り付けて退治します。爪と爪ではさんで潰す方もいらっしゃいますが、メスのノミを潰したことにより卵が出てくることもありますから要注意を。
○注意点
長毛種は自分で行うグルーミングだけでは完全ではありません。飼い主が手助けしてあげることが不可欠です。毎日欠かさずブラッシングしてください。やりすぎということはありません。
短毛種のブラッシングおよびコーミングは、基本的に身体が汚れているときだけで十分ですが、春から夏にかけての抜け毛の時期には、週1回のブラッシングをしてあげてください。
シャンプー
○シャンプーの仕方
①シャンプーは必ずブラッシングで予めほこりを落としてから行います。
②ぬるま湯(35度くらい)で後ろ足のほうから、徐々にシャワーをあてていきます。水圧が強すぎると怖がりますので水をはじかない程度の弱い水圧で濡らしていきます。
③次に薄めのシャンプー液(ぬるま湯)をつくり、手もみでよくあわ立て、大雑把に洗ってあげ表面の汚れなどを取り除きます。すすぎは1回で十分です。
④二度目は本洗いですから、マッサージするように入念に両手で毛の流れに逆らいながら洗っていきます。洗う順序は頭から尻尾に向かって順に洗っていきます。頭や顔はスポンジを利用するときれいに洗えます。分泌物の多い尻尾の付け根は特に入念に洗ってください。
⑤すすぎは入念に行ってください。洗浄料の洗い残しが皮膚への刺激になる場合があります。
⑥タオルドライはゴシゴシこすらず、水分を吸い取るようにふき取ってあげてください。
⑦ドライヤーは短毛種には不必要です。長毛種の場合、自然乾燥するとブラシが通らなくなりますので、ドライヤー乾燥が必要です。ブラシをかけながら温風をあててください。一部分にあてすぎ加熱しすぎないようにご注意ください。
○注意点
頭を濡らすときは必ず耳を手でおさえて、防水してください。目や鼻にもお湯を入れないようにご注意ください。目の手入れ
○目のお手入れ方法
①ぬるま湯で濡らしたガーゼや綿棒、コットン、ウエットティッシュなどで汚れや目やにを取り除きます。②目の中に入ったゴミなどを除去するときは、無理なさらず医師に相談なさることをお薦めします。
○注意点
猫がかかりやすい病気に目の病気もしっかり含まれています。お手入れをしてしっかり観察し、涙やけ、なみだ目がひどいときなどの病状があれば早めに病院に連れて行ってください。歯の手入れ
○歯の手入れの目的
毎日の食事などで歯に歯垢がつきますので、放置していると歯石が重なり始めます。歯磨きをして歯垢を除去する必要があります。猫にも多い口内炎や歯肉炎になると、それだけでは済まない重い病気が潜んでいる事も少なくありません。 歯周病の発症率は非常に高く、大半がかかるとも言われています。
できるだけ早い時期から口に触らせるなどの習慣化を図ることが重要です。 歯磨きは最低でも週に1回は行う必要があるでしょう。
○歯磨きの方法(初心者編)
ガーゼを巻きつけた指で軽くこするようにして丁寧に磨いていきます。また、歯ブラシを使用される場合は、専用ブラシにて行ってください。歯肉炎などになっていないか、歯茎のチェックもしっかり行ってください。○予防
軟らかい物ばかり与えると歯垢がたまりやすくなります。硬いもの中心に食べさるよう習慣化するといいでしょう。しかし、フード選びを間違えると、尿疾患に掛かりやすいですので要注意です。 歯石を取るフードや歯のコーティング剤もありますが、できるだけ自然に近い状態で管理できることが望ましいとおもいますので、やはり、歯磨きが重要ということになります。
耳の手入れ
○耳の手入れの目的
耳は基本的に極端に汚れないはずです。しかし、極端に汚れやすかったり、粘度が高い汚れがあるときは、耳疥癬といわれるダニによる代表的な病気があったり、外耳の内側で眼に見える範囲が黒く汚れているようであれば疑いがあります。○耳のお手入れ頻度
耳垢は自然に外に出てくるものなので、外にでかかった耳垢が見つかったときだけ補助してあげます。頻繁に掃除をする必要はありません。しかし、チェックだけは怠らないでください。○耳のお手入れの仕方
汚れが目立ってきたら、耳掃除専用のローションまたは消毒用に用いるアルコール、ベビーオイルなどを綿棒に染み込ませ、汚れをふき取ります。ゴシゴシしてはいけません。○注意
耳の脂肪は抗原にたいしての防御機能を果たしています。全部ふき取るとかえって病気にかかりやすくなりますのでご注意を。爪の手入れ
○爪の手入れの目的
爪が伸びすぎると、猫自身の肉球に刺さります。 また、室内の損傷や飼い主にも爪が掛かりますので定期的に爪を切りましょう。前足は月に2回程度、後足は3週間おきを目安に切ってください。
○爪の切り方
①猫専用ニッパ(爪きり)を使用します。②猫の爪は指に中に隠れているので、抱きかかえ肉球を軽く押して爪を出しカットします。
○注意
爪の先の白い部分を切ってください。赤く透き通った部分は血管です。血管にカットが及ぶと痛がりますし、出血することもあります。止血剤もあり簡単に血は止まりますが、失敗すると次から怖がって切らせてくれませんので、慎重に行ってください。 また、不安ならどこまで切ればいいか、猫を病院に連れて行って指導を受けてください。▼ まずはお試しパックをご利用ください