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犬の飼い方③
もっと犬を知るために
正しい知識を身につけて愛犬と楽しくお過ごしください。
縁あって飼い主になられたものの、皆さんのワンちゃんが問題行動なく一生を終えるわけではありません。 そこには愛犬との共生における重要な飼い主としての仕事が存在します。 犬は学習する動物です。
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ベーシックセンス
(体の外に備わっている)外部の感覚器官
嗅覚 視覚 聴覚 痛み 圧力
(体の中に備わる)内部の感覚器官
平衡感覚 温度 体の動作と位置 味覚 振動 内部の感覚外部の感覚器官
嗅覚
犬の嗅覚は最も役に立つ感覚です。彼らはいくつもの臭いの中から1つの臭いを認識することができ、ひとつの臭いの異なる濃度も認識できます。そして臭いの異なる濃度をみわける能力は、臭いの源の方向や位置についての情報を提供しています。
聴覚
この感覚は言葉による合図や音源についての情報を提供します。犬は人より高い周波数を理解できそれは音源の位置方向を認識できることでもありますが、人間よりも良く聞こえるという認識は誤っているでしょう。
そして聴覚は他に音の強弱、周波数、方向、距離、音源の動きなどを認識します。
犬=65~50000hz 人=16~20000hz
犬の最も感度の良い周波数は8000hz付近
人の会話のための周波数は200~4000hz
5000hz以下の認識力は犬より人のほうが優れている
視覚
犬の視覚は人間にとって見ることが困難な暗さの中でも様子がわかるようにできています。 そして視覚は明るさ、形、大きさ、動作、知覚の深さ(物事の重要性)などを認識します。
感情的かつ肉体的痛み
これは基本的欲求とも関連していて痛みの異なるレベルを認識できるようになっています。他の感覚によって差し迫る痛みを避けることができるようにしていますが、避けることができない痛みに関しては、痛みを最小限にしようと働きます。
そして肉体的痛みと同時に言葉を使うことで、その言葉は感情的な痛みにもなってきます。
圧力(プレッシャー)
犬はプレッシャーのレベルを見分けるための器官を持っています。敏感な触覚の被毛を通して感じる感覚は、風向きなど空気のプレッシャーで気配などを感じ、また触れられることを通して報酬を受けることも認識できます。そして皮膚で感じる感覚はトレーニングで利用されプレッシャーの速さと量などを認識します。
内部の感覚器官
平衡感覚
犬のバランス感覚は正しい位置を維持することができるようにしています。たとえば高いところから降りたり、とんだり転げたりできるようになるのは、この「感覚のインプット」を無視する学習をするからです(もともと過敏な感覚が慣れてしまうことで気にならなくなってしまうから)。
振動
犬はこの感覚により人が感じないわずかな振動を感じることができます。車、飛行機、そしてあらゆる機械などは振動の原因になっているかもしれませんし、それらが犬にとって経験のない物であれば、それらの物を含む領域を避ける原因になるでしょう。
環境の中の振動に犬を慣らすため、徐々にさらしていくことで犬はその振動を無視することができるようになるでしょう。
温度
犬は暑さ寒さを感じる器官を持っています。犬にとっての暑さは人間の想像以上に過酷な物で、犬の頼りになっている嗅覚行動を減少させます。なぜなら暑さをしのぐためあえぐ呼吸が必要になるからです。それは犬にとって刺激的な物ではなく、環境に順応させるため必要な行動であるからです。
そして熱い路面もまた、行動や学習を抑制するでしょう。逆に低い温度には簡単に適応できますが、極端に低いと行動を抑制するでしょう。
体の動作と位置
この感覚は体のポジションや動作を気付かせることができるようにしています。「感覚体系」により筋肉や腱、じん帯、関節などが脳へと情報を送り学習できるようになっていて、報酬を与えることでその最後の動き、位置、方向などを関連付けて学習できます。
味覚
犬の味覚は人と比べてあまり発達していません。それは味を感じる味蕾(みらい)とよばれる部分の数が人より少ないためですが、甘い、すっぱい、塩辛い、苦いといった味は感じることができ、快、不快の情動を伴って本能行動に直接結びつく物です。
その他の感覚器官
この器官は空腹や、喉の乾き、疲れなど、状況に応じて感じることができるようになっています。これらの感覚もまた、行動や学習に影響を及ぼすものでため人間が順応させる必要があります。そしてそれらが犬の行動にどう影響しているか気付かなければいけません。
基本感覚に影響している要素
気が散ること
環境の中で気が散ることは犬を混乱させ、人の存在を無視する原因になっているかもしれません。それらは付着臭、浮遊臭、音、動く物、他の動物などあらゆるものが環境の中に存在し、犬にとって経験のない物であれば大きな誘惑要素になり得るでしょう。
疲労感覚の能力減少によって起こる疲労は感覚が長時間使われたとき
比較的短い時間で回復できますが、適当な休息をとらなければ感覚は逆に作用するでしょう。また疲労は、他の犬たちと一緒に行動することでその疲労を超えた行動が可能になります。
犬は成長して年をとると、各感覚が効果を失い始めます。
同様に様々な病気も犬の感覚の能力を減少させます。これらは年をとるとより病気に感染しやすくなるため同様に考えられることで、これらは犬の老化を知る上でとても重要なことです。※犬と人間との成長と老化は全く違う物です。正しい認識を持つことが必要です。
有害な臭い
例えばアルコールやアンモニアなどの刺激のある臭いは犬を惑わせます。そして犬がそれらの臭いを含む領域を避ける事実上の原因になる場合もあり、犬にとって有効な嗅覚の体系に大きく影響します。また人にとっていくつかの有害な腐敗臭のするもの(動物の死骸)などは逆に犬をひきつけるでしょう。
基本的感覚のまとめ
犬はこれまで記述した感覚体系を用いその環境から一定の情報を受けて環境に順応しています。それらを正しく理解し犬をコントロールすることができれば、犬に対しての環境からの不適切な影響も除去できるでしょう。
人間の立場で犬独自の能力、限界、素質などを知っておくことは重要なことです。
犬の基本欲求
酸素
酸素を得るための呼吸は犬にとって最大の機能です。犬は代謝の高い行動(活動)を取ることで心地よい呼吸(酸素)を得ることが出来ます。
水
犬の学習や行動の邪魔をする、のどの渇きを防ぐため水は常に十分な量を供給してあげなければいけません。天気や気温などは環境の中でコントロールできないものです。水が飲めないことが罰になる場合や水をもらうことが報酬になる場合もあり、それらによって関連付けの学習をしてしまうことはあってはいけません。
食料
活動、学習の邪魔をしない程度に空腹は満たしておくべきです。限られた条件下で報酬として機能する場合もあります。
プレイキル(捕食行動)
捕食本能に裏付けられた本能的な欲求です。玩具を使った報酬はこの欲求を満たします。
社会的欲求
犬は社会性を欲求として持っています。それは家畜化の過程で出現した依存というもので、それがあるため犬は人間とのコミュニケーションがとれるようになったのです。この社会化の課程は、要求される行動を保ち続ける効果を出すために、褒める行為は続けていく必要があります。
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