大切な犬の雑学
一番大切な犬の雑学
正しい知識を身につけて愛犬と楽しくお過ごしください。
縁あって飼い主になられたものの、皆さんのワンちゃんが問題行動なく一生を終えるわけではありません。
そこには愛犬との共生における重要な飼い主としての仕事が存在します。
犬は学習する動物です。
- マイナープロブレム
- 番犬は必要でしょうか?
- 言葉で叱ることは合図と同じ
- 室内飼育と屋外飼育
- 犬の能力と思考と記憶
- 安全確保
- 純血種のメリット
- 犬にとっての子供と老人
- 犬の自由?犬にとっては仕事
- 犬の食欲は底なし
- 犬はみんな学んでいる
マイナープロブレム
問題のほとんどが原因は明確です、あまり深く悩んだりしないで暮らしていきましょう。飼い主の過剰な反応(情緒)を敏感に受け取り、更に悪化することがあります。
犬に対する私たちの感情表現が時に“オーバーリアクション”として犬に映っている場合もあります。
常に落ち着いて。“気にしない気にしない”
番犬は必要でしょうか?
社会性のある犬になってほしい、でも番犬でもあってほしい、こんなことをいう人がいます。
確かに番犬と言う歴史はありましたが、今はどんな犬が求められているか考えてみてください。犬の習性に任せて飼っていればそれは立派な番犬になってくれるでしょう。
しかしそれは決して社会性を兼ね備えた犬にはなってくれないはずです。そして“中途半端な番犬”という状態は危険極まりないものです。
今のご時世そんな作業を要求するより伴侶動物としてだけ考えてあげればよいのではないでしょうか。
番犬よりも確かな戸締りがほんとのセキュリティー
言葉で叱ることは合図と同じ
悪いことをしたら叱る。人間同士ではそれで良いかもしれませんが、犬には同じようにはいきません。叱る行為も否定できませんし、叱ること自体簡単なことではありません。
いけないことを止めさせる学習ができる場合とそうでない場合があり、ほとんどの行動は叱られる声(合図)に条件反射で反応(止める)しているだけにすぎません。
その区別がつかないまま叱り続けても犬は混乱するばかりです。それぞれを正しく認識して有効な叱り方を心がけましう。
犬には学習できる事とできない事があることを認識します
室内飼育と屋外飼育
いずれの場合も計画的に飼っていけば問題の発生は抑えられます。室内なり、屋外なりのメリット、デメリットの両方が考えられ、どちらが良いとも一概にはいえません。
しかし周りへの迷惑を発生させにくいのは室内飼育ではないでしょうか。特に犬を飼った経験がない人であれば、室内飼育をお勧めします。
飼い主の都合による特殊な場所での飼育は、さらに問題を拡大する原因になります
犬の能力と思考と記憶
犬は様々な能力を持っており、計り知れないものを秘めています。個体差はあるでしょうが科学的に証明できない部分も多くあり、優れた種々の能力が様々な用途に役立てられています。
そして人間は犬を擬人的に見てしまいがちなため犬の思考や記憶力なども同じように解釈したりします。
それらにまつわる感動的な美しい話もたくさんありますが、犬の記憶は私たちが思うほど確かな根拠はなく飼い主のことも2週間で忘れるとさえ言われます。
感覚の項で述べたように、犬は思考や記憶ではなく感覚で生きている動物です。あまり誤った認識や期待を持たずに正しく理解しあうことも重要です。
犬を甘く見るべからず、犬を買い被るべからず
安全確保
マナーという言葉がありますが、どの程度の事をそう呼んでいるのでしょうか。マナーという言葉でくくる前に“安全を確保”する意識から育んでいくことをお勧めします。
日本ではあまり普及していませんが、犬を連れているときは常に周りに対し配慮が必要です。
本来なら人の往来があるところでは「犬が通ります!」といった感じで声をかけたりする必要があるのです。
犬が苦手な人もいるわけですから、これくらい出来て初めてマナーといえるのではないでしょうか。
自分の安全、犬の安全、そして周りの人の安全、すべてを思いやることの出来る飼い主であるべきです。
糞尿、抜け毛、犬の臭い、唾液など飼い主にとって当たり前なことでも、不快に感じる人間の存在は否定できませんし、このことを理解した上で正しく犬を飼える自分であるべきです。
これらが出来て初めてマナーを守る飼い主と呼ばれます。
(マナー=周りの人への敬意です)
純血種のメリット
今から飼おうとしている犬の情報も重要です。雑種も純血種も互いに良いところがあるとは思いますが、情報といった点では純血種の方が確実だと言えます。
混血種を飼う飼い主の多くは犬の社会化の知識を持たずに飼い始め、問題行動を発生させている事例が多くあげられています。
これは混血種の非難をしているわけではなく、重要なことはたとえどちらの種であったにせよ出生から幼児期にかけて、そして手元に渡されるまでのいろんな情報が確かであるかという点です。
情報があればプランを立てたり対策を講じたり出来ます。経験がないなら、自信がないなら、なるべく純血種を選んだほうが安全です。
犬は人間を差別しません、人が犬を差別せずに選ぶには確かな経験が必要です。但し、正しい技能や考え方を持ち合わせた、繁殖者ばかりではないことも付け加えておきます。
犬にとっての子供と老人
特に社会化のなされていない犬は人間の子供を動物とみなしてしまうことがあります。子供は犬をあおる独特の動きをとるため犬にとって刺激的なものとして映ります。
またお年寄りは犬にとって、とても警戒心をあおる存在でもあります。腰を曲げてゆっくり歩くその姿を見た経験がない場合、動物と認識し脅威を感じてしまうからです。
元来、捕食本能により衝動的に動くものを追いかける習性が働くため当然の行動でもあるわけですが、これらは正しい社会化そして環境内で慣らしていくことにより改善できます。
それに加えシニアカーなど一定速度で人間が平行移動するものも犬にとって脅威であるようです。毎年何件かの事故が報告されています。
犬の本能を理解し、何に対しても環境内で慣らしていくことは重要な課題です。
捕食本能を侮るべからず!
犬の自由?犬にとっては仕事
最近は住宅事情も変わりに環境にも余裕が出てきています。そこでほとんどの飼い主さんはその中で犬を“のびのびと”生活させている人が多いようです。
「自由に生活させている」「いつもそばに」「家族だから」「生活の一部だから」など理由は様々です。
場合によっては喜んで家の中を駆け回って縄張りを守り満たされている犬もいるでしょう。しかし、自分の許容量以上の広いエリアを警戒し警戒心が強化され問題行動にいたる場合も少なくありません。
いずれにしても犬は“働いている”ことを理解してください。決して自由を満喫しているわけではありません。
犬は自由を満たすより基本的欲求を満たしてもらうことを望んでいます。
犬の食欲は底なし
与えても与えてもまだ欲しそうにしている、そう感じる飼い主さんは少なくないはずです。食べ終わった後見つめる視線はそういう風に見えるものですが、与え続けてもきりがありません。
犬は習性(本能)的に次いつ食べられるかわからないため、食べることのできる機会に思いっきり食べようとします。
「いやしい」と感じる状態が正常(健康)ともいえるでしょう。満腹にしてあげる必要はありません、かわいそうとは思わないでください。犬の健康管理のためにも必要な質と量を与える工夫をするだけです。
ドッグフードの量よりも、質を意識することが犬を長生きさせる秘訣です。
犬はみんな学んでいる
犬は、毎日母犬と別れあなたの家族の一員となった日から、人間が何かを教えようとしなくても、さまざまなことを学習しています。
最初はただあなたに甘え、鳴いているばかりだったあなたの犬にも、毎日少しずつ、こんな変化が生まれていませんか?
食餌の時間が近づくと、ソワソワしたり、いつもごはんがもらえる場所に行ってみたり、遊びを切り上げる素振りを見せると、「もっと遊ぼうよ!」と言わんばかりに、しつこくじゃれたり、甘噛みしたり、 チャイムが鳴ると、「誰か来たよ!」「誰か帰ってきたよ!」と言わんばかりに玄関に走り出したり、吠えたり、外出のしたくを始めると「行かないで・・」と言わんばかりにあなたの後ろをついてまわったり・・これらはみな、あなたの犬が学習をしている証拠です!
このように犬は、人間が何かを教えようとしなくても、毎日さまざまなことを学習し、その行動を変化させています。
どうすれば、自分の身を脅かす怖いもの、嫌なものから身を守り、毎日、楽しく快適に生きていけるのか学習することができなかったら、生きていけませんね。
ドッグフードの量よりも、質を意識することが犬を長生きさせる秘訣です。
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